附帯・検査設備

製鋼・圧延工程で必要となる電力や水などを供給し、安全かつ安定した操業・地域の環境保全を果たしている附帯設備。また、高品質な製品を作る上で欠かす事のできない検査設備。向山工場の確かな信頼を支える重要な設備です。

空気中から窒素を取り除き、酸素だけを分離し発生させる設備です。
スクラップを溶解させる際に使用する酸素を、常に製鋼電気炉へ供給しています。

この設備が効率よい製鋼工程を支えている。

ロット毎に採取されたサンプルは、油圧式万能試験機により、引張り試験・曲げ試験が行われます。
各規格の製品が、その規定を満たしているかどうかを見極め、安全で確かな向山スチールとして認められたものだけが世に送りだされます。

厳しい試験により、高品質を守り続ける。

工場内の動力、電気炉溶解エネルギーを供給するための設備です。
大量の電気使用が原因となる電気の公害（フリッカー）を引き起こさないよう、フリッカー抑制装置を設置し、周辺地域の電圧の安定を図っています。

工場内の総電力を制御し、安定的に供給している。

鋳造・圧延の工程で使用する冷却用水を、冷却塔で温度を下げ、循環させる設備です。
排水の際には、不純物を取り除き基準値まで浄化して処分します。
向山工場では、このように周辺地域の環境保全に努めています。

水質により３槽に分かれている。